2022/11/22 12:56

こんにちは中村駿です。


今回は制作の裏側を少しご紹介したいと思います。

奈良は言わずと知れた古い歴史のある街です。

その中でも日本最古の神社と呼ばれる『大神神社(おおみわじんじゃ)』を今回は取り上げさせていただきます。



大神神社は奈良県桜井市にある神社です。

『古事記』『日本書紀』にも登場する由緒ある非常に有名な神社なのですが、

その御神体は大神神社の拝殿の後ろにそびえる三輪山であり本殿がない大変珍しい神社なのです。



山そのものが御神体でその三輪山に登る際は、カメラやスマートフォン、食べ物などは山の麓に預け、必要最低限の装いで

決められた時間内で登らないといけないという決まりがあるほど厳粛なところなのです。


今回、なぜ大神神社を取り上げたかと申しますと、三輪山から流れる湧き水が登山路の入り口である狭井神社(さいじんじゃ)で汲むことが出まして、その湧き水『御神水』についてお話ししたいと思ったからです。



いただいた『御神水』の使い道、それは

作品を作る上で欠かせない粘土に混ぜることです

オンラインショップで販売している中村駿作品全てに三輪山の『御神水』を使用しています。

この事については、表からでは見えない部分でもありますし、ただの水道水を使った場合との違いなどの科学的説明は不可能な事ではありますが、『祈り』の対象でもある『仏像』や『神像』『神獣』を作る上でやはり大切にしていきたい信念であると自分では思っているので今回ご紹介いたしました。



私がこの三輪山の『御神水』を使うことで得られているご利益は、これほどの神聖な自然の恵を使わせていただいているのだから、嘘のないものを作ろうと言う『覚悟』です。その覚悟を常に持ち続けていられるのは三輪山の『御神水』のおかげかもしれません。


今回は作品制作の裏側を一つご紹介いたしました。


中村